グラフをつくる前に読む本
グラフをつくる前に読む本を読んだ。 献本されたというツイッターを多く見たので、読んでみた。
下記に示すグラフの種類についてどのような場合に・どのようなことを表現したいときに利用すべきかが書いてある。
- 棒グラフ
- 折れ線グラフ
- 円グラフ
- レーダーチャート
- ヒートマップ
- 散布図
- 積み上げグラフ
これまでにさまざまなグラフを見てきていると思うので、 自身の理解している(把握している)使い方と相違なければすらすらと読める。 ある意味当たり前のことが書かれている。ただし、自身のこれまで用いてきた使い方の再確認するという意味では一度読んでおいてよいと思う。
また、それぞれのグラフが用いられた起源について書かれており、どのような経緯でそれぞれのグラフで表現する必要性があり生まれたかが少しわかり面白いと思う。 また著者の方針ですべてのグラフにはオープンにされている実データを用いており、より分かりやすくなっていると思う。
ところどころに著者のデータに対する解釈が書かれており(その解釈が正しいかどうかは別として)、データの結果を単に示すことだけでなくそこからいかに考察しデータを読み解くことが重要であると考えさせられた。
利益が絡むと、よく見えるようにインチキ工夫しようと考えるが、
ぜひ本を読んでまじめなグラフづくりが行われるように願うばかりである。